主 題 歌

まんがはじめて物語
ジャケット データ
●不思議な旅 (OP1)
作詞:森雪之丞 作曲:森雪之丞 編曲:小六禮次郎
歌:うつみ宮土理、津賀有子

●名物!モグタン音頭 (ED1)
作詞:森雪之丞 作曲:森雪之丞 編曲:小六禮次郎 
歌:うつみ宮土理・津賀有子

発売元:東芝レコード 商品番号:TC−3046
発売日:1978.3
※2曲ともにCD化済み

CD収録状況:永久保存版・アニメ主題歌大全集(10枚組み)DISC−5に収録
 森雪之丞といえば詩人として有名ですが、多くのアニメソングの作詞のみならず、作曲も手がけています。アニメ進出は80年代から目立っているのでこの曲はその先駆けのようです。

不思議な旅
 「ありゃりゃのこりゃりゃでびっくりこ」という印象的なフレーズで始まり、「チンプンカンプン不思議な旅に出る」は物語の内容を的確に表しています。
 モグタンのワープシーンに使われる音楽をモチーフにしたような半音づつ上下する前奏ではじまります。途中に一部リズムが3拍子(実際は全体を通して4拍子ですが)になるのも変わっています。
 「モグタン!」と掛け声がかかり、呪文部分はシャウト気味ですが、正式の楽譜にはメロディーがついています。このホームページトップで流れるMIDIとも異なったメロディです。
 歌は初代お姉さんのうつみ宮土理です。モグタン役の津賀有子も最後の「さぁ冒険だ」というフレーズを一緒に歌っています。

名物!モグタン音頭
 音頭はアニメでは夏季のみの期間限定で流れることが多いのですが、この歌は1年を通して流れました。ノリの良いコミカルな歌で、よく読むと内容は荒唐無稽、三日前のコロッケときざみキャベツが手をつないで踊っているシーンを想像すると噴き出してしまいます。
 「宇宙にとどろくモグタン音頭」というフレーズがあることから、タイトルの「名物」というのは地球名物という意味なのでしょうか。

 レコードは東芝から発売されました。2曲ともCD化されていますが、レアな一枚ではないでしょうか。ジャケットのお姉さんも放送とは違う顔で、落書きのようにシワが書き込んであるのが笑えます。モグタンも不定形生物のようなモグベエ命名の「アメーバモグタン」です。

●未知へのロマン(OP2)
作詞:森雪之丞 作曲:都倉俊一 編曲:田辺信一
歌:1980チューインガム・カンパニー

●恋におちたら(ED2)
作詞:森雪之丞 作曲:都倉俊一 編曲:田辺信一
歌:1980チューインガム・カンパニー

発売元:SMSレコード 商品番号:SM06−40
発売日:1979.12

※2曲とも未CD化
 1980チューイングガム・カンパニーとはフィンガー5をまねたような2世?の子供たち(純日本人もいる?)5人組のグループです。女の子は2人いるようです。1980なのになぜかレコード発売は前年の1979年です。他には同じSMSレコードから「その後のかぐや姫」というシングルレコードを出しています。

●未知へのロマン
 エレキとブラスをミックスしたくりかえしの前奏から始まります。ブルーコードを使用して、ソウルミュージックのような曲になっています。子供たちのパンチの効いた歌唱が合っています。前半は小節ごとにサイト(吐息)が入っています。アリスの「チャンピオン」のパロディでよく使われる吐息ですが、俗に口臭ソングなんていっています。(実際「チャンピオン」では1回しか吐息は入っていませんが・・・)
 呪文部分は舌足らずな歌いまわしで、それもかわいらしく感じます。間奏では英語のウィスパーが入りますが、よく聴き取れません。

●恋におちたら
 テンポのよい曲で、後半からのコーラスが決まっています。おじいちゃん、お父さんの昔の話と最先端の時代をコミカルに比較しています。「ふるーい」「みじめー」「おくれてるー」など合いの手が入りますが、言い回しに当時の現代っ子を感じさせます。

●?謎なぞアイランド(OP3)
作詞:吉岡治 作曲:寺島尚彦 編曲:寺島尚彦
歌:岡まゆみ
●モグタン・マーチ(ED3)
作詞:吉岡治 作曲:寺島尚彦 編曲:寺島尚彦
歌:津賀有子

発売元:ビクターレコード 商品番号:KV−2045
発売日:1981.10

※2曲とも未CD化
●?謎なぞアイランド
 ?は「ハテナ」と読みます。
 2代目お姉さんの岡まゆみになってから3年あまり、ようやく岡まゆみの歌う歌ができました。しゃぺる声もかわいいのですが(顔とギャップがあるという声もありますが)、歌う声も想像していたとおりかわいらしくてグッドです。
 作曲の寺島尚彦は「さとうきび畑」の作詞作曲者として有名ですが、2004年3月に他界されています。

●モグタン・マーチ
 これもモグタン役の津賀有子本人による歌唱で、オープニング、エンディングともそれぞれを両主役が歌うという贅沢なものになりました。
テレビでは3コーラス目が流れました。歌ではモグタン自身の呪文も聴けます。

「はじめてシリーズ」の中ではこのレコードほどレアなものはないでしょう。ジャケットには驚くなかれ、津賀有子さんも登場しています。ファンにとっては、ぜひ持っていたい一品です。

●タマゴ(ED4)
作詞:松田隆宏 作曲:松田隆宏 編曲:飛澤宏元
コーラスアレンジ:古田喜昭 
歌:シュガー(Sugar.)
●IMAGINATION EXPRESS<夢急行>(OP4)
作詞:GUNPHER BEHRLE 日本語詞:さがらよしあき
作曲:CHRISTIN BRUHN 編曲:飛澤宏元
コーラスアレンジ:古田喜昭
歌:シュガー(Sugar.)

発売元:フォーライフレコード 商品番号:7K−101
発売日:1983.4

※OPがB面になっている
 2曲とも未CD化
 シュガーはデビュー曲「ウェディングベル」のヒットで有名な女性グループです。アニメは他には「伊賀のカバ丸」も歌っています。シュガーのプロデュースは「ウェディングベル」を作詞作曲した古田喜昭で、今回はコーラスアレンジを担当しています。

●タマゴ
 各職種のタマゴをコミカルに歌っています。後半はメロディーが半音づつ上がって延々と繰り返します。「タマゴはタマゴ〜♪」

●IMAGINATION EXPRESS<夢急行>

 エレキバンド演奏をバックとしたロック調の曲です。どちらかというとこちらがA面曲っぽい感じがします。

 シュガーのベストCDは何枚か出ていますが、この2曲は残念ながら収録されていません。せめてA面の「タマゴ」だけでも収録されてもいいのではと思うのですが・・・。シュガーのシングル全集でも出ないかぎりCD化されないでしょう。
 レコードは中古を探せば容易に見つかるようです。


※このページの音源などは一切ダビングやコピーはいたしませんのでご了承下さい。m(_ _)m




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