OP・ED画像・2

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第2期オープニング「センチメンタル・ミニ・ロマンス」
(昭和62年10月3日〜63年3月26日)

作詞:吉元由美
作曲:和泉常寛 編曲:新川博

歌:倉沢淳美
最初は木の枝だけ。タイトルロゴは少しずつ浮かび出てくる。
カメラの目線が下に降りてくる。ここでタイトルコール。 お姉さんが自宅のテラス(?)で飲みものを前にほお杖をついている。 テーブルの上にチェリーを浮かべたサイダーと写真立てとエアメール。 お姉さんのアップ。微笑んでもの思いにふけっている。
向って左後ろから花束を持ったナルタンが顔を出す。 一度引っ込み、今度は右後ろからリボンをかけたプレゼントを持って出てくる。 写真立ての中身は男性の顔のよう。シルエットのため顔立ちは不明。 その写真の中からナルタンが出没。両手の人差し指をほほに当て満面の笑み。
彼氏への想いを邪魔されてむっとするお姉さん。 お姉さんの手のアップ。何かきらきら光るものをつまむ。 お姉さんの横顔。光るものを両手で大切そうに包む。 そのまま正面に向きを変える。動きはストロボ撮影のように段階的。
お姉さんのトロンとした目が可愛い。 そのままお姉さんは遠ざかり、バックに地球が現れる。 お姉さんが光るものを両手で振りまく。キラキラしてきれい。 お姉さん、両手を腰の後ろにまわす。バックの地球も遠ざかる。
お姉さんの後ろからナルタンが出てくる。 お姉さんにそっぽを向かれ、ナルタンずっこけて落ちてゆく。 お姉さんの家の庭(?)にナルタンがまっ逆さまに落ちてくる。 窓が開き、ほお杖をついたお姉さんが顔を出す。ナルタンはそこにあった本を読み始める。ハートが一面に浮遊している。


モグベエの思い入れ

★歌について★
  「優しくてもサヨナラ」「元気ですか?」とは打って変わって「10代の可愛い恋」という感じのする歌です。と言っても淳美ちゃんは当時20歳で年相応なのですが、お相手の男の子がとても幼い感じなのです。女の子のことを何も知らないうえに興味もなく、わざと乱暴な口をきき、好きなくせに「きらい」を連発する・・・まるで小中学生です。
 そんなはるかに年下の男の子に恋をして「乙女の心を優しく教えてあげるわ」と言っている淳美ちゃん。キャンディーズの「年下の男の子」よりもっと年の差を感じます。 
私は小学生のころから年下が好きだったという生粋のショタコンなので(爆)、歌に思いっきり感情移入できました。

★シングルカセット
 これも当時のアニメージュに「(レコードと)同時発売のカセットには、ナルタンのレコーディング・スタジオ訪問が一緒にはいっていますから、これも楽しみにしてくださいね」とあったので初めて「シングル・カセット」なるものを買いました。(それまでそういうものがあることすら知らなかったのです)
 内容はAKIさんが「主題歌」のところで書いていますが、私はナルタンが歌の一部を歌ってくれた部分があったのでとてもうれしく、何回も聴いてしまいました。
 後日CDアルバムに「その1」が収録されたのは快挙といえますが、「その2」がないせいでこのナルタンの歌声が聴けず残念です。


★画像について
 当時のアニメージュに「今までは基本的に、時間、空間を越えて旅をするというのがテーマでしたけど、今回はちょっと角度を変えて、お姉さんとナルタンのラブ・ストーリーとなっています。絵のタッチも思い切り変えてみました」とプロデューサーの永井憲二さんが書いていらっしゃいました。
 まったくその通りの映像で、キャラクターの顔は同じなのですがお姉さんは「着たきりスズメ」のアニメ本編と違ってステキなドレスを着ているし、全体的にパステル調の淡い色彩です。また、絵を普通に動かすだけではなく、ストロボ撮影のように段階的にダブらせながら動かすなど工夫している部分もあります。

 お姉さんが何か光るものを大切そうに手の中に入れてその後振りまきますが、それが「恋の秘密」を表現しているように感じました。

 映像のストーリーはナルタンがお姉さんにラブ・アタックするというものですが、前半で海外の彼氏からの手紙と写真を前に物思いにふけるお姉さんをナルタンが邪魔してしまったので機嫌を損ねてしまいます。
 そのせいかは分かりませんが最後はそっぽを向かれて振られてしまいますが、最後のシーンではナルタンは機嫌よく本を読んでいるので救われました。ナルタンが本気でお姉さんに恋しているとは思えませんが、形の上だけでも振られるのを見るのは可哀相でつらいですから。でも振られた直後に平気で(?)本を読むなんて、なんて勉強家なのでしょう。さすが「なるほど博士」(注・モグベエ命名)のナルタンです。




第3期エンディング「ピンクな瞳でタッチダウン」
(昭和62年10月3日〜63年3月26日)

作詞:吉元由美
作曲:和泉常寛 編曲:新川博

歌:倉沢淳美


モグベエの思い入れ

★歌について
 OPの2曲が純愛や幼い恋を、今までのEDが別れを歌っているのと打って変わってドキドキするような歌詞です。奥手な彼を誘惑するような内容で、「どうして物語」の「バビブベBOY」を彷彿とさせます。当時自分がその状況になったら・・・と想像してみたりもしましたっけ(笑)。

 その頃、私はフィギュアスケートがマイブームでした。教室に通い新しい技を習って滑りに幅ができるにつれ、選手のように曲に合わせてプログラムを組んで演技してみたくて仕方ありませんでした。そのとき「では曲を何にするか」と考えたわけですが、頭の中にはこの曲しか思い浮かびません。「曲のここでコンビネーションジャンプをして、ここでスピン、このあたりは軽快なステップを・・・」などと空想して楽しんでいましたが、実現までには至りませんでした。でも、今でもこの歌を聴くとスケートをイメージしてしまいます。


★画像について
 当時のアニメージュの永井憲二さんコメントにはこうあります。
 「お姉さんとナルタンのスポーツ・ポーズ集で決めてみました。あれを見て、ちょっとスタイルが古いなあと思った人もたくさんいたと思いますが、じつはテーマはスポーツことはじめ。つまり“はじめて”のころの衣装をつけてみたのです。なかには現在でも立派に通用するものがあると思いませんか?」

 ええ、「はじめて物語」を熱心に見ていた私には一目で分かりましたとも(^_^)。
 中でも印象深いのは「バスケットボール」。はじめはゴールのネットに穴が開いていなかったため、シュートが決まるたびに係の人が上に登ってボールを取っていたのですよね。それで、そんな必要がないように穴が開けられたわけです。というわけで初期はこのナルタンのように、小動物はハンモック変わりに中でお昼寝ができたはずなのです。

 あと、水着もインパクトが強かったので覚えています。昔は肌の露出が少なかったのですよね。今見るとダサダサですが、日焼け対策には良いかもしれません(笑)。

 このようにテーマを持った意味のある画像は他のものよりワンランク上と言えます。また最後のカットが「スポーツに励みすぎて疲れ果てたナルタン」でしめられているのも漫画のオチのようで気がきいていますね(^_^)。



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